豊川市から50㎞のドライブを楽しみながら、スペースオートにやってきた鈴木啓太さんは、若い頃HONDA CivicのタイプRに乗っていたという。「昔から、スポーツカーが好きだったんです」という鈴木さん。けれど現在の愛車の前には、Mercedes-Benz　Eクラスのワゴンに乗っていました。もういい年だから、そろそろ落ち着いた車に乗らないと…そんな思いから、ラグジュアリーな車種をしばらく利用していたのだとか。乗り心地はとてもいい、助手席や後部座席に乗る家族や友人からも評判がいいEクラス。それなのに、鈴木さん自身は、なんだか物足りない、やっぱりスポーツカーに乗りたい！という思いが募っていったそうです。

いざスポーツカーを買おうと思ったものの、近くにスポーツカーを扱う専門店がありません。それでも、何店舗かスポーツカーを扱っているというショップを回ってみたそうですが、鈴木さんは「記載されている履歴がなんだか怪しげで。店員さんに話を聞くと、いくつか矛盾点に気付いちゃって…」と、不安に思ったようです。そこで、会社の車好きな先輩に相談したところ、「いい車が置いてあるよ、信頼できるよ」とスペースオートを紹介されたとか。初来店の時には、TOYOTA MR2が目当てでした。昔から憧れていた車だけど、生産終了して年月の経つ車種だから、いい状態の車はまず出回らないと覚悟していたものの、スペースオートに在庫があるとうことで、期待に胸を膨らませてやってきたそうです。ところが、店に到着すると、展示車の多さにびっくり。
「まさか、こんなに多くの車が置いてあるとは思わなかった。それも車好きなら、垂涎必須のものばかり！」とても興奮したのだとか。

目当てのMR2はさて置き、色々な車を見てみることにしました。すると！その中に、「SUBARU IMPREZA S203」を発見。「え？なんであるの？」と思ったそうです。555台しか販売されていない限定車。エンジンも足回りもメーカーのチューンが入っている、IMPREZAファンが飛びつくレア車が、目の前にあるではありませんか。状態もよく、前のオーナーさんの丁寧に乗っていた様子が、車を見て理解できたと鈴木さんは言います。それでも、2005年式という古い車なので、中古部品の入手のしやすさ、店の保証などを確認し、納得できたので購入を決断。マニアックで年式の古い車は、壊れやすいパーツの確保が大事ということで、鈴木さんはネットオークションを閲覧しながら、状態のいいパーツが出展されているかこまめにチェックしています。好きな車を、丁寧に長く乗り続けたいからだそうです。